hyk

1: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:19:50.45 ID:MrcuouzT0EVE
これは大変なことよ

3: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:20:49.46 ID:Fs+ED3TZaEVE
今は昔竹取の翁というものありけりやろ

4: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:20:50.02 ID:oUvXZLMZ0EVE
徒然草で更新してるから

7: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:22:10.29 ID:C3p9yVDi0EVE
おい地獄さ行えぐんだで

8: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:22:39.41 ID:7nohDd4i0EVE
吾輩は猫である。 名前はまだない。

12: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:24:40.12 ID:5Kcsr/sj0EVE
男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。
やぞ

13: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:25:16.88 ID:7nohDd4i0EVE
>>12
ネカマ定期

15: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:25:58.54 ID:xmpePM7Z0EVE
平家物語はすごいな
琵琶法師のつかみの口上やからくっそ洗練されてる

16: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:26:04.30 ID:MmuEbdsw0EVE
月日は百代の過客にして 行き交う年もまた旅人なり

17: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:26:37.35 ID:jqFfcqgp0EVE
最高の書き出しは「まばたき一回のあいだに父親は視界から消えていた。」やぞ

20: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:28:07.58 ID:9NNazW/x0EVE
いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり

21: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:28:14.34 ID:dA50hzxx0EVE
初カキコ…ども…

23: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:28:23.92 ID:jqFfcqgp0EVE
いまは夜の十一時だが、わたしは眠るのがこわい。
これはわたしだけではない。全世界が眠りにつくのをおそれている。

25: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:29:09.36 ID:EUf+mckBHEVE
書き出し小説とかいう本あるぞ

30: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:30:52.86 ID:MrcuouzT0EVE
>>25
こんな糞スレで良さげな情報貰えるとは思わなんだわ

26: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:30:20.40 ID:8nkPn9yx0EVE
風の歌を聴け、何

166: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:54:33.54 ID:rHuQ7/ymHEVE
>>26
完璧な文章などといったものは存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね

29: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:30:43.97 ID:UcesCAug0EVE
草枕やろ

山路を登りながら、かう考えた。

智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

223: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:08:04.72 ID:5fuHJaYg0EVE
>>29
草枕は続きが良いよな

住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟ったとき、詩が生れて、絵ができる。
人の世を作ったのは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三件両隣にちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
あれば人でなしの国に行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくいところをどれほどか、寛容て(くつろげて)、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。
ここに詩人という天職ができて、ここに画家という使命が降る。
あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い。

227: それでも動く名無し(愛知県) 2022/12/24(土) 21:08:49.66 ID:ucqgAyHI0EVE
>>223
この達観した文体たまらんな

31: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:30:55.54 ID:b2CSDXb5dEVE
祇園精舎の鐘の声、で始まるやつか
ガキのとき暗記したわ

33: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:31:26.47 ID:jqFfcqgp0EVE
風の歌を聴けは最初の10ページくらいの書き出しぜんぶ好き

34: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:31:42.14 ID:6lLU7dYg0EVE
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

37: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:32:02.88 ID:M4F5ir9W0EVE
彼の人の眠りは、徐かに覚めて行った。まっ黒い夜の中に、更に冷え圧するものの澱んでいるなかに、目のあいて来るのを、覚えたのである。

131: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:47:40.97 ID:kWglv5w6pEVE
>>37
コレ何?

175: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:57:55.93 ID:M4F5ir9W0EVE
>>131
折口信夫の死者の書や

かの人の眠りは、徐かに覚めて行った。まっ黒い夜の中に、更に冷え圧するものの澱んでいるなかに、目のあいて来るのを、覚えたのである。
した した した。耳に伝うように来るのは、水の垂れる音か。ただ凍りつくような暗闇の中で、おのずと睫と睫とが離れて来る。膝が、肱が、徐ろに埋れていた感覚をとり戻して来るらしく、かの人の頭に響いて居るもの――。全身にこわばった筋が、僅かな響きを立てて、掌・足の裏に到るまで、ひきつれを起しかけているのだ。
そうして、なお深い闇。ぽっちりと目をあいて見廻す瞳に、まず圧しかかる黒い巌の天井を意識した。次いで、氷になった岩牀。両脇に垂れさがる荒石の壁。したしたと、岩伝う雫の音。
時がたった――。眠りの深さが、はじめて頭に浮んで来る。長い眠りであった。けれども亦、浅い夢ばかりを見続けて居た気がする。うつらうつら思っていた考えが、現実に繋って、ありありと、目に沁みついているようである。
ああ耳面刀自。
甦った語が、彼の人の記憶を、更に弾力あるものに、響き返した。
耳面刀自。おれはまだお前を……思うている。

41: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:32:31.80 ID:xanZEjnI0EVE
平家物語って祇園精舎の鐘の声で始まるやつやっけ
いまだに風の前の塵に同じまでは空で言えるわ

42: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:32:55.60 ID:xmpePM7Z0EVE
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
おごれる人も久しからず、唯、春の夜の夢のごとし。
猛きものもついにはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。

53: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:34:25.07 ID:6jQyPVbI0EVE
>>42
ちな祇園精舎に鐘はなかったんよな

135: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:48:25.92 ID:kWglv5w6pEVE
>>53
そもそも祇園精舎そのものが存在せんやろ

145: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:50:01.97 ID:JIrFECUJ0EVE
>>135
祇園精舎はインドにある寺院や
ただ鐘はない

49: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:33:52.32 ID:NYysoRMA0EVE
22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。
広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。

それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し、片端から空に巻き上げ、理不尽に引きちぎり、完膚なきまでに叩きつぶした。
そして勢いをひとつまみもゆるめることなく大洋を吹きわたり、アンコールワットを無慈悲に崩し、インドの森を気の毒な一群の虎ごと熱で焼きつくし、ペルシャの砂漠の砂嵐となってどこかのエキゾチックな城塞都市をまるごとひとつ砂に埋もれさせてしまった。

みごとに記念碑的な恋だった。
恋に落ちた相手はすみれより17歳年上で、結婚していた。
さらにつけ加えるなら、女性だった。

それがすべてのものごとが始まった場所であり、(ほとんど)すべてのものごとが終わった場所だった。

64: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:36:30.94 ID:jqFfcqgp0EVE
>>49
村上春樹の冒頭で一番好きだけど内容はまったくあわんかった

56: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:34:52.87 ID:G4tZveDS0EVE
ただ、平家物語って書き出しは面白いけど割りと中身は微妙じゃないか。書き出しで得している
気がする

86: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:39:56.15 ID:xmpePM7Z0EVE
>>56
多少の説法くささに目をつぶれば中身も面白いよ
平安末期のドロドロの政治劇やし

67: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:36:49.02 ID:G4tZveDS0EVE
個人的にはア・ルース・ボーイの書き出しが終わりとつながっていい感じだと思うけど青くさすぐるからな

68: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:36:49.76 ID:lQS9/NNX0EVE
愛は祈りだ。僕は祈る

69: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:37:00.18 ID:WVU737uY0EVE
春はあけぼの
ようよう白くなりゆくやまぎは…

真面目にこれやと思う

75: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:38:14.55 ID:ku6h7hh80EVE
もしも君が、ほんとにこの話を聞きたいんならだな、まず、僕がどこで生まれたかとか、チャチな幼年時代はどんなだったのかとか、僕が生まれる前に両親は何をやってたかとか、そういった〈デーヴィッド・カパーフィールド式〉のくだんないことから聞きたがるかもしれないけどさ、実をいうと僕は、そんなことはしゃべりたくないんだな

82: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:39:36.52 ID:y6RJquYB0EVE
死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。
着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。
これは夏に着る着物であろう。
夏まで生きていようと思った。

217: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:06:26.41 ID:DNNE1C4oaEVE
>>82
葉やったけ?

90: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:40:45.13 ID:q9aDKzvfdEVE
新聞記事より抜粋
十月四日早朝、鳥取県境港市、蜷山の中腹で少女のバラバラ死体が発見された。身元は市内に住む中学二年生、

91: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:40:46.00 ID:cDkpyUNpHEVE
おう、夏だぜ。

93: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:40:54.73 ID:dkyvuUZhMEVE
木曽路はすべて山の中である

275: それでも動く名無し(愛知県) 2022/12/24(土) 21:19:22.79 ID:ucqgAyHI0EVE
>>93

木曽路はすべて山の中である。あるところは岨づたいに行く崖の道であり、あるところは数十間の深さに臨む木曽川の岸であり、あるところは山の尾をめぐる谷の入口である。一筋の街道はこの深い森林地帯を貫いていた。

ええよな

96: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:41:19.61 ID:NYysoRMA0EVE
俺と六尺 投稿者:六尺親爺 (7月7日(土)19時24分34秒)

身長171cm 体重75kg 年齢52歳、六尺歴30年。
六尺常用の短髪、髭親爺。成人して以来、下着として六尺を締め込む。
尻に食い込むあの感触・前袋の膨らみ・後ろ三の色気が、俺を虜にして来た。
髭をたくわえ20年余り、そして髭野郎は俺の股間を堅くする。
 春は祭。 御輿担ぎも、かれこれ30年の付き合い。普段の白を、粋な浴衣生地の六尺に替え、肩に食い込む御輿の重さを味わう。
 夏は海。 丁字跡を鮮明に残そうと、年甲斐も無くお天道様と張り合う。真っ黒に焼けた躯に、赤褌の後ろ三が映える。浴衣の尻を端折って花火見物。
 秋は七輪。 焼き網で熱くうねり・弾ける松茸の大きな傘を眺めながら、未だ見ぬ六尺野郎の怒張した魔羅に重ね合わせる。
 冬は熱燗。 炭炬燵の熱さが六尺を解かせ、倅の元気を確かめる。迸る雄汁が、極楽へと誘う。
俺から六尺を取ったら 人格の半分が無くなり、髭を取ったら四分の一が、祭を取ったら残りが無い・・・

98: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:41:25.68 ID:Avup5APJ0EVE
親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。
この冒頭もパワーあるな

111: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:43:42.18 ID:UcesCAug0EVE
>>98
坊ちゃんは終わりの一文が強烈に好き

だから清の墓は小日向の養源寺にある
とかってやつ

100: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:41:43.61 ID:G4tZveDS0EVE
逆に源氏は最初の桐壺のはじまり何度もよまされるけどそこ対して胸に響く内容でもないよな。
朧月夜に手をだして失脚したくらいの後半に掛けてがだんだんおもろくなるなあれ

102: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:41:58.90 ID:dkyvuUZhMEVE
書き出しだけは知ってる作品結構あるなスレ見てると

104: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:42:22.98 ID:FKOmEH/P0EVE
メロスは激怒した。必ず、かの 邪智暴虐 ( じゃちぼうぎゃく ) の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。

110: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:43:23.79 ID:atk8X3CqpEVE
二条河原落書やろなぁ

此比都ニハヤル物夜討、強盗、謀綸旨
召人、早馬、虚騒動生頚、還俗、自由出家(以下略)

114: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:44:16.96 ID:pXgT3Mn3MEVE
>>110
日本式ラップ

121: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:46:03.28 ID:lmVnEnUO0EVE
山手線に跳ね飛ばされて怪我をした😡

399: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:45:57.99 ID:EBF/Nw4PaEVE
>>121
志賀直哉というタフな文豪

124: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:46:33.61 ID:OpgF8F/i0EVE
まずはじめにブルーがいる。次にホワイトがいて、それからブラックがいて、そもそものはじまりの前にはブラウンがいる。ブラウンがブルーに仕事を教え、こつを伝授し、ブラウンが年老いたとき、ブルーがあとを継いだのだ。物語はそのようにしてはじまる。舞台はニューヨーク、時代は現代、この二点は最後まで変わらない。
これは?ポールオースターって人の「幽霊たち」って小説なんやがワイは大好きや

126: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:46:42.85 ID:126BSeZTdEVE
あれは僕がまだ若く傷付きやすかった頃

132: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:47:50.25 ID:bQdtPWxidEVE
>>126
グレートギャツビーは最高やなあ

130: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:47:40.95 ID:EUf+mckBHEVE
メールではじまった恋は最高裁で幕をとじた。

137: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:49:04.65 ID:dHpdBOfC0EVE
夜は若く、彼も若かった。が、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。

154: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:51:02.41 ID:By5e4PK90EVE
これはイッチの言う通りな気がする
読者が日本人である程度年食ってる集団なら平家の出だしに勝てる作品ないやろ

168: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:55:20.51 ID:XCcEul1g0EVE
東京に来て3年
伊藤カイジは最悪だった

173: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:56:37.82 ID:CSQJGVYC0EVE
日本で美しいとされる古典文って全部仏教思想だよな。仏教が外国由来でクールってことか?

仏教思想に寄らないクールな文章って日本にないんやろか

185: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:59:52.25 ID:+vSkREPk0EVE
>>173
天才が作ったとしか思えんいろは歌も仏教思想やしな

177: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:58:53.94 ID:xmpePM7Z0EVE
サァサァ、お立ち会い、ご用とお急ぎでないかたはゆっくりとお聞きなさい。
遠出山越し笠の内、物の文色(あいろ)と利方(りかた)がわからぬ。
山寺の鐘がゴーンと鳴るといえども、鐘に撞木(しゅもく)を当てざれば、鐘が鳴るやら撞木が鳴るやら、とんとその音色がわからぬ。

398: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:45:22.29 ID:NrBG1PRCdEVE
>>177
ガマの油売りか?

408: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:49:01.89 ID:xmpePM7Z0EVE
>>398
せや
江戸末期の行商の名作口上や
ワイは落語のしか知らないけど

178: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:58:55.47 ID:Q/SdAST20EVE
平家物語って義経が割と畜生描写だったイメージあるわ
誉れとかあんまりなかった気がする

181: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 20:59:17.00 ID:mOJr9tSidEVE
締めの文はコレやな

もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道となるのだ。

195: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:01:47.47 ID:atfE8ZuT0EVE
やまとうたは人のこころをたねとして、よろづのことのはとぞなれりける

207: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:03:53.88 ID:pXgT3Mn3MEVE
今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。
野山にまじりて竹をとりつつ、
よろづのことに使ひけり。

211: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:04:37.38 ID:5fuHJaYg0EVE
幸福な家庭はすべて互いに似通ったものであり、不幸な家庭はどこもその不幸のおもむきが異なっているものである

302: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:24:19.61 ID:FXKGV3OY0EVE
>>211
アンナ・カレーニナ

213: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:05:06.99 ID:NYysoRMA0EVE
石炭をば早や積み果てつ。中等室の卓のほとりはいと靜にて、熾熱燈の光の晴れがましきも徒なり。今宵は夜毎にこゝに集ひ來る骨牌仲間も「ホテル」に宿りて、舟に殘れるは余一人のみなれば。

226: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:08:31.91 ID:iM83INftaEVE
平家物語は日本史に残る傑作小説なのに作者不明は勿体ないわね

238: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:10:55.94 ID:J7b6QsbN0EVE
>>226
Twitterで自分だって言ってるやつ見たことあるが真相はわからん

241: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:11:15.45 ID:iM83INftaEVE
>>238

242: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:11:29.82 ID:sDFyAOgB0EVE
>>238
すごい

253: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:13:41.38 ID:rCfCuJUw0EVE
>>238
真相はわからんじゃないんだよ

230: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:09:44.57 ID:nkwwNU4AMEVE
長い歳月が過ぎて銃殺隊の前に立つはめになった時、
恐らくアウレリャノ・ブエンディア大佐は、
父親に連れられて初めて氷という物を見に行った、
遠い日の午後の事を思い出したに違いない。

232: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:09:56.70 ID:zhuEHxVX0EVE
横溝正史の悪魔が来たりて笛を吹くの「実を言うとこんな話は書きたくなかった…」みたいな書き出し好き
最後まで読めば本当に書きたくないような話だって分かるのがええ

234: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:10:04.04 ID:SYL0UpqK0EVE
桜の樹の下には屍体が埋まってゐる!

236: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:10:13.68 ID:Avup5APJ0EVE
・世界は、成立している事柄の総体である
・語りえぬものについては、沈黙しなければならない

冒頭と結末が名文だけど真面目に読んでもよくわからん本

249: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:13:05.37 ID:B7UtedXU0EVE
ワイとプリクラを撮りたがる男
初めはそんな印象やった
こんなワイを慕ってくれる気風のいい男やなと
だがその男は女だった
ワイはその女から告白された
ワイは三日三晩の思慮の末、チン●に従う事にした
その女はワイとやりたがった
忘れもしない寮内のトイレの中
その女は男だった
ワイは女にされた

257: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:14:41.06 ID:NJ9/PKbzdEVE
>>249
ホモは文豪

258: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:14:47.76 ID:0hfOZOuZ0EVE
ある朝、グレゴール・ザムザが不安な夢からふと覚めてみると、ベッドのなかで自分の姿が一匹の、とてつもなく大きな毒虫に変わってしまっているのに気がついた。

266: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:17:00.93 ID:nkwwNU4AMEVE
最近、相次いで起こったまことに奇怪なる事件の叙述にあたり、私は、おのが非才のいたすところとはいえ、いささか迂遠なところから、すなわち、才能ゆたかにして最も尊敬すべきステパン・トロフィーモヴィッチ・ヴェルホーヴェンスキー氏の一代記にかかわる若干のディテールからして、稿を起こすことを余儀なくされている。

とはいえこのディテールは、本題の物語のほんの前置きをなすにすぎないのであって、私が記述しようとするできごとそのものは、追ってまた展開されることになるのである。

269: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:17:44.52 ID:8pMsyy/s0EVE
たしかに最高峰すぎるな
そもそも主題が人類の滅亡に言及してる時点でスケールがでかすぎるわ

272: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:18:17.09 ID:9JAM+364dEVE
ヨーロッパに幽霊が出る――共産主義という幽霊である

330: それでも動く名無し(愛知県) 2022/12/24(土) 21:29:00.07 ID:ucqgAyHI0EVE
>>272

資本主義的生産様式が支配的に行われている社会の富は、一つの「巨大な商品の集まり」として現われ、一つ一つの商品は、その富の基本形態として現われる。それゆえ、われわれの研究は商品の分析から始まる

😅

276: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:19:39.68 ID:rCfCuJUw0EVE
お前を嫁に貰う前に言っておきたいことがある。

280: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:20:13.80 ID:0SLdQAqsHEVE
この4つが候補らしいで

no title

300: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:24:09.94 ID:HM+FtY/nMEVE
>>280
ほんまこいつ息をするように一見信じそうな大嘘つくよな

311: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:26:12.13 ID:51gCvV67HEVE
>>300
嘘に躊躇いや後ろめたさがまったくない
完全にサイコパス
いかがでしたか系サイトでさえ不確かなことや自信がないことは言葉を濁すけどこいつは真顔で断言する

281: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:20:56.83 ID:dj2eNyv/aEVE
源氏物語とかいう千年マンさんの理想は変わらない事の証明をし続ける傑作小説

285: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:21:46.49 ID:+OYDtXwQpEVE
本開いて一発目の文章がこれで衝撃受けたわ

ストラウスはかせわぼくが考えたことや思いだしたことやこれからぼくのまわりでおこたことわぜんぶかいておきなさいといった。なぜだかわからないけれどもそれわ大せつなことでそれでぼくが使えるかどうかわかるのだそうです。ぼくを使てくれればいいとおもうなぜかというとキニアン先生があのひとたちわぼくのあたまをよくしてくれるかもしれないといたからです。ぼくわかしこくなりたい。

310: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:26:01.58 ID:ma6gLE480EVE
川を眺める草木の宴

315: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:27:01.18 ID:qUsZMR64dEVE
予感めいたものなど、何もなかった。

318: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:27:09.12 ID:5r4gTpdk0EVE
古代ギリシャやったかどこかで当時の文学批評家が書いた文に現代では名前も知られてない作者の小説が名作として挙げられてるんよな
色んな理由で現代に伝わってない不朽の名作とか結構あるんやろなぁ

328: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:28:57.01 ID:gdrRFg0L0EVE
>>318
逆もある
紀元前356年7月
エフェソスのアルテミス神殿に放火すれば後世に名が残ると考えて実行した羊飼いがいた
そしてこの犯行によって地中海で一番有名だった神殿は焼失崩壊してしまった
羊飼いは捕まったものの悪びれもせずこれで歴史上の人物になったと嘯く始末
市民は怒り狂い絶対に歴史にこの男の名を留めまいとしてあらゆる公的記録からその名を削った

が、試みは失敗しヘロストラトスという名は今も伝わっている

344: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:31:46.71 ID:rCfCuJUw0EVE
>>328
これアシモフの雑学コレクションに載ってたやつやっけ

405: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:48:39.04 ID:SGEGIMaJ0EVE
>>344
よくそんなの分かるな 読みたいやつや

320: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:27:24.31 ID:D0DDUdJ50EVE
主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。

321: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:27:32.40 ID:FXKGV3OY0EVE
そのころ、東京中の町という町、家という家では、ふたり以上の人が顔をあわせさえすれば、まるでお天気のあいさつでもするように、怪人「二十面相」のうわさをしていました。

335: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:30:15.92 ID:M9oFJVII0EVE
「ごきげんよう」
「ごきげんよう」
さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする。
マリア様のお庭に集う乙女たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、背の高い門をくぐり抜けていく。

336: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:30:40.30 ID:M4F5ir9W0EVE
イタリアの学校では神曲の冒頭部を暗唱させられるらしい

343: それでも動く名無し(愛知県) 2022/12/24(土) 21:31:40.72 ID:ucqgAyHI0EVE
>>336
イタリア語の起源テキストみたいなもんやしな
英国でいうシェイクスピアみたいな

359: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:34:26.63 ID:VgJT81We0EVE
平家物語も方丈記も無常観が徹底されとる

400: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:46:54.04 ID:unDJGK3j0EVE
はい方丈記
伊勢物語の「昔、男ありけり」もシンプルでいい

389: それでも動く名無し 2022/12/24(土) 21:43:12.26 ID:iRvPwo0R0EVE
桐生翼、どこにでもいる普通の高校生だ。
彼はこの春、零冥高校という進学校に入学した。彼は天才児なのだ。